
地球温暖化
第2回
同位体分析から再現された過去2千年間の気温変化を次のグラフに示す。
(図1)屋久杉の同位体分析から再現された、過去2千年間の気温を示す。横軸は西暦年、縦軸は過去2千年間の平均気温からのずれである。
気温は決して安定したものではなく、最近100年間の気温の上昇以上の、急激な気温の上昇および下降は歴史上何度も繰り返されてきたことが見て取れる。特に、飛鳥時代の前後、鎌倉時代末期、江戸時代初期に激しい気温変動があったことがわかり、巷間言われるように近年の気温上昇が歴史上類を見ないようなものであるとの主張は正しくない。また現在よりも気温の高い時期が歴史時代に限っても複数回あったことが示される。
(図2)過去2万5千年の気温の変化。
約1万2千年ごろに最後の氷河期が終わり、現在は温暖な間氷期となっている。間氷期に入っても気温は安定しているわけではなく、数千年程度比較的温暖な時期が続くと、数百年から千年程度の間比較的寒冷な小氷期を迎えるパターンが続いている。また200年ほど前に最後の小氷期が終焉し、最近100年ほどは温暖期にあたるが、いずれ気温は下降し寒冷化する可能性が高いことが示唆される。しかも寒冷期と温暖期を繰り返しながらも7千年前をピークに気温は全体として低下傾向にある。また新生代の気温は、地球の歴史上比較的気温の低い時期にあたっており、6500万年以前の中生代は現在よりもはるかに高温であった。
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