
自分の経験が、マニュアルになる
舘 容子 個別指導本部 統括部長・地区長・室長
25歳。大学生の頃から友だちの悩みを聞いたり、相談に乗るのが得意。人間観察も好きだった。カウンセラーの仕事への興味から、人と接する仕事である塾の教師の道を選ぶ。現在入社3年目。
とことん向き合い、生徒・保護者・教師をつなぐ
マイスクールenaは、生徒1人または2人に1人の教師がついて授業を行う、完全個別指導を行うニーズ対応型の塾です。だから生徒一人ひとりの学力や目的に合わせたカリキュラムや進度で授業を進めることができるんです。また、生徒や保護者と話しながら、一緒に目的を見つけていくことも。教師は先生であり、カウンセラーでもあるんですね。
今は小学3年生から高卒生まで、9人の生徒の授業を担当していますが、ほかにも生徒と他の教師とのマッチングや授業の組み立てなど、自分が担当する授業以外のコーディネートも私の仕事。生徒・保護者・教師のつなぎ役として大切にしていることは、それぞれの話に耳を傾けること。最初はつい、「自分がこうしたい」と考えがちだったのですが、それでは相手の心を閉ざしてしまう。相手の心を開くためには、とことん向き合うしかないんです。
鶴川校に通う100人以上の生徒、その保護者と向き合うのは大変なこともありますが、今は「いろんな立場に行ける」ことを楽しんでいます。
不安を感じるより、良いものを見て、真似る
入社したばかりの頃は、教務力にも自信がなかったし、子どもを育てたことのない私が保護者に信頼してもらえるのかという不安もありました。相談した上司にアドバイスされたのは「他の教師の授業を見なさい」ということ。見ているだけでいいなら、人間観察が好きな私には得意なことだったので(笑)焦りはなくなりましたね。
授業を見学していると「私が生徒だったらこういう授業を受けたいな」とか「集中できない生徒にはこう対応するんだ」ということが分かってきます。尊敬する教師の真似をしているうちに、生徒や保護者から感謝されることが多くなってくる。正しいことをやっていれば、経験がなくてもちゃんと評価してくれるのです。
1年目は見て、真似をしていた時期。今はその上に自分なりのやり方をプラスしています。すごく動きやすいし、次はどんな工夫をしようかと毎日わくわくしています。
マニュアルはない。自由はある
マイスクールenaは、学究社の中では、比較的新しい事業。だから私が入社した頃は、明確なマニュアルやルールがあまりなかったんです。でも、私は、マニュアルという枠が欲しかった。自分の成長を測るモノサシが欲しくて、上司に詰め寄ったことも。その時言われたのは「枠がない分、自由がある」ということ。いろいろチャレンジできると考えたら、だんだん気が楽になってきたんですよね(笑)。実際に、アイデアをだして新しいことに挑戦することもできたし、もし失敗してもそれを次につなげていけばいいとアドバイスしてくれます。
日曜特訓や合宿など、新しいサービスをスタートしたことで、個人指導にもいい影響が出ていますし、教師のための研修も充実してきました。マニュアルやモノサシにこだわっていた私が自由を楽しめるようになったのは、いつも誰かに相談に乗ってもらえる、風通しのよさがあったからかもしれませんね。
新しい自分を発見すること、限界を壊すことの喜び
今だから言えるのですが、実は私、子どもが苦手だと思っていたのです。まわりに子どもがいなかったので、どう接していいか分からなくて…。あまりに慣れないので、開き直って子どもというのを意識せずに接することにしました。「人対人」、一人の人間として接するようにしたのです。すると、次第にみんな慕ってくれ、何でも話してくれるようになりました。私が何かを伝えることで、その子の花を咲かせることができる。人と深く関わることが、こんなにうれしいことだなんてこの仕事と出会うまでは、気づきませんでした。
家族や友人から「先生ってタイプじゃないよね?」と言われるし、私自身、自分の変化に驚いていますが、今は新しい自分を見つけることを心から楽しんでいます。
子どもが苦手だとか、モノサシが欲しいとか、知らず知らずのうちに自分の枠を作り、そこから抜けだせていなかったことに気づかされました。先入観を持たず何でも前向きにとらえることで、キャパシティも広がり、仕事も楽しくなるんですね。
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